写真のように、エレベーター扉下の金具から、多くの水漏れが生じていました。
扉の位置が道路よりも若干低く、水が流れてきやすい地形であることが、関係していると思われます。
他にも細かな割れが生じて水漏れしている所・今は大丈夫だけれどそのうち漏れそうな所が、散見されました。
このエレベーターは、お客様が利用する客室用エレベーターなので、通常営業中に止めるとお客様にご迷惑がかかります。
ちょうど設備を一斉点検・修繕するタイミング(その間は休館)があるとのことで、そこに日付を合わせて、エレベーターピット内の防水工事を行うことに決まりました。
エレベーターピット内の防水工事は、まず現状の水漏れをしっかり止めることが肝要です。
扉下の金具の隙間などへ、セメント系の止水材を充填しました。
止水処理が完了したら、エレベーターピット用の防水材を塗布します。
これまで当社が掲載してきた、他のエレベーターピット防水工事の事例でも紹介していますが、エレベーターピット専用の防水材には、“湿度の高い環境下での耐久性が高い”、“塗膜の内外からの水圧に強い”などの特性があります。
プライマー材×1回塗り、中塗り材×2回塗り、トップコート×1回塗りの順に、防水層を仕上げていきます。
床全体のほか、側面にも防水層を2mほど立ち上げて、旅館のエレベーターピットの防水工事は完了です。
工期は3日間。旅館の設備点検休業期間中に、完了しています。
無事に水漏れは止まり、「3ヵ月後の定期点検でも異常はなかった」とのことでした。
今回は、遠方(兵庫県明石市)のお客様の事例の紹介でした。
お客様は「ホームページの事例を見てエレベーターの防水工事の実績が豊富そうだと思った」とのことで、今回の依頼に至りました。
無事にご期待に応えることができて、何よりです。
当社は大阪を中心に防水工事を行う会社ですが、“近畿一帯であれば遠方として対応可能”と考えております。
「ここまで来れるだろうか?」とお悩みでしたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
旅館など施設のエレベーターピット防水工事を行うなら、実績豊富な『ヤマナミ』にお任せください。