施工事例
works

壁からの雨漏り!サイディングボードの隙間を処理して止める 大阪市西区

2021.08.23

壁からの雨漏り!サイディングボードの隙間を処理して止める 大阪市西区
  • before

    before
  • after

    after

大阪市西区の、3階建て住宅にお住まいのお客様から、「以前から豪雨のときに雨漏りがしている」と、ご連絡をいただきました。

 

1階室内の、雨漏り箇所を確認しました。

木枠が白っぽくなっているのは水の跡で、壁紙も湿気でわずかに浮いてしまっています。

また、サッシのビス穴からも、水が入り込んでいるようでした。

 

雨水の浸入経路は、雨漏り箇所の裏側の、外壁サイディングボード(窯業系)だと考えられました。

 

サイディングボードの継ぎ目は、経年劣化のため隙間が広がっており、そこから雨水が入ってしまうようです。

 

サイディングボードの塗装も古くなっていたため、足場を広く組んで、全体の塗装をし直すことも一案でしたが、予算の都合もあり、まずは雨漏りを止めることを優先に、サイディングボードの隙間を処理する工事を行うこととなりました。

基本情報

費用
約25万円
工期
約1週間 約8人工

施工内容

  1. コーナー部板金 取り付け
  2. サイディングボード外壁 シール処理
  3. 換気ガラリの撤去・交換
  4. コーナー部板金 シール処理

壁からの雨漏りを止めるサイディングボード処理の流れ

では、壁からの雨漏りを止めるための、サイディングボード外壁の工事について、順を追って説明していきます。

  1. コーナー部板金 取り付け

     

    足場を組んだ後に、雨が入ってくる面の壁の両角を、板金(ばんきん)で覆い、ビスで固定しました。

     

     

     

    1階~3階まで、板金を取り付けた様子です。

    これでまずは、コーナー部からの雨水の浸入を防ぎます。

     
  2. サイディングボード外壁 シール処理

     

    サイディングボードの継ぎ目や、ビスの頭に、シーリングを打ちこんで隙間をなくします。

     

     

     

    このあたりは住宅が密集して建てられており、両隣との間隔は約20cm。

    写真の箇所のように、作業するには狭いところも多かったですが、何とかシーリングを打ち終わりました。

  3. 換気ガラリの撤去・交換

     

    サイディングボード外壁には、換気口(換気ガラリ)がありました。

    カバーがなく剥き出し状態なので、雨風の強い日には、雨が吹き込んでくるおそれがあります。

     

     

     

    そこでまずは、経年劣化も進んでいた古い換気ガラリを撤去。

     

     

     

    そして新しく、カバー付きの換気ガラリを取り付けました。

    カバーとサイディングボードの隙間にも、シーリング処理を施しています。

    これで、換気ガラリから雨水が入ってくる可能性は、ほぼなくなりました。

     
  4. コーナー部板金 シール処理

     

    最後に、板金とサイディングボードの隙間、および板金を固定したビス穴を、シーリング処理していきます。

     

     

     

     

    これで、壁からの雨漏りを止めるための、サイディングボードの防水処理工事は完了です。

     

    その後、外壁からの雨漏りは、無事に止まりました。

    まとめ

    実はこちらの住宅、基礎付近からの雨漏りも生じていて、間柱へのシロアリ被害もあるため、後日別で工事が入る予定とのこと。

     

    「結局内装もしっかり工事しないとダメだが、まずは外からの雨漏りを止めないと!」ということで、今回のご依頼に至りました。今回の工事の完了で、まずは第一段階をクリアした形です。

     

    お客様も、ひと安心されていました。

     

     

    築年数が20~30年くらいで、一斉に売り出された建売住宅のなかには、細部のつめが甘いのか、漏水リスクが高い住宅が意外とあります。

     

    放っておくと、家の柱まで水にやられてしまう危険性がありますので、雨漏りに気付いたらすぐにプロに頼んで修繕してもらうことをおすすめします。

     

    「壁からの雨漏りを至急止めたい!」とお悩みなら、当社『ヤマナミ』にご相談ください。