それでは、今回の塩ビシート防水のメンテナンス工事の内容について、順を追って紹介していきます。
ちなみに、鉄骨3階建ての建物の築年数は約25年(前回の改修工事からは約10年が経過)、施工面積は約45㎡でした。
まずは、笠木取り合い部の既存のシーリングを、カッターを使い撤去しました。
既存のシートなどを刃で傷つけることがないように、丁寧に扱っています。
撤去が済んだら、新しいシーリング材を充てんします。
(水色に見えているのは、シーリング材の色ではなく、養生のテープの色です。)
つづいて、塩ビシートジョイント部専用のシーリング材を充てんしていきます。
塩ビシートジョイント部専用のシーリング材は、他のシーリング材とは素材が違うもので、粘度が低い液体のような質感です。
溝に均等に入れることを意識しないと、どこかで多く出してしまって、シーリングがボコボコになってしまうおそれがあるので、注意しました。
このようにできるだけ均等かつ適量に、そしてジョイントの溝へ忠実に、シーリング材を充てんしました。
各所シーリング処理が完了したら、施工範囲(約45㎡)にプライマー材を塗布しました。
プライマー材の塗布が完了したら、トップ材を塗布していきます。
ムラなく綺麗に塗るため、そして効率よく塗るため、立ち上がり部分など周辺部から⇒平場の順番で塗ります。
途中、適宜アンテナや室外機などを移動させました。
トップ材の塗布が完了したら、今回の屋上部・塩ビシート防水のメンテナンス工事は完了です。
すでにこの段階で、外壁改修もおおかた完了しているので、これで建物全体のメンテナンスが完了したことにもなります。
お客様からは、「屋上の防水のメンテナンスは、業者さんによってはめくる必要がなくてもめくって工事する場合があると聞いていました……。でも今回の『ヤマナミ』さんは、適切に屋上の状態を診断して、必要なだけの工事を行ってくださったので、とてもありがたかったです」といった旨の、コメントをいただいております。
建物は、屋上部分にしても外壁部分にしても、約10~15年のスパンでのメンテナンスが必要です。「どこかを改修してどこかを改修しない」ということをしてしまうと、「あれ、あそこは前に工事したのいつだったかな……?」と、分からなくなりがち。
そのため今回の事例のように、改修・メンテナンスのタイミングはなるべく揃える(できることを1度にやる)ことを推奨します!
パッと見は綺麗でも、プロが細部(シーリングなど)を見ると傷んでいることがよくあるので、診断はプロに任せることが安心です。
八尾市で塩ビシート防水のメンテナンスを依頼するなら、実績豊富な当社『ヤマナミ』にお任せください。