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施工前 | 施工後 |
補修工事した外壁が1年経たずに割れてきた大阪市城東区のK様からのご依頼で割れた外壁の補修工事を行った事例です。 K様邸は道に面した木造2階建ての家屋で、築40年ほど。 前の年の同じ時期に台風被害で割れ落ちた外壁を弊社が補修工事しましたが、ひび割れてきたとのことでご連絡をいただきました。 「台風で外壁が壊れた|剥落部のモルタル補修工事と波板張り替え 大阪市城東区」 現場を見ると、工事の際に下地として使用したラスカットの境界線通りにクラックが入っていました 下地など構造の境界上は建物の揺れの影響を受けやすいのでクラックが発生しやすいです。 以前の工事の際、揺れを考慮した厚みでなかったことや、モルタルの上からの塗装をおすすめしましたが、コストや周囲の色との違和感が気になるとのことで、モルタルむき出しのままだったことも劣化を早めた一因と考えられます。 ただ、1年にも満たないうちに割れが発生してしまったので、今回は無償で工事を承りました。 | |
費用:約60㎡ 工期:約3日間 約6人工 |
1.クラック部分 Vカット処理 |
工事の内容を紹介します。
割れた部分とその延長に補修のためのV字溝を作ります(Vカット処理と言います)。
現在割れていなくても、今後割れる可能性のある、下地の境界部分にも念のためVカット処理を施しました。
Vカットした溝に、樹脂モルタルを充填します。
樹脂モルタルはモルタルより軽くて丈夫で割れにくい補修剤です。
エポキシ系カチオンフィラーという下地剤で壁全体を塗りました。
カチオンフィラーは防水下地にも使う素材で、割れにくく防水性もあります。
本当は上から、微弾性フィラーという弾力性のある塗装下地と塗装を施すほうが耐久性が高まりますのでおすすめしましたが、今回もお客様がモルタルのままを希望されたのでできるだけ風合いを残すこちらの素材を使用しました。
この下塗り材だけでもモルタルよりはるかに強くできますので、2度塗りしてさらに強度を高めました。
今回は工事から1年以内の劣化でしたので無償で行いましたが、通常ですと30万円ほどです。
木造住宅の壁は、同じとこが割れることが多いので、そこだけ強くするなどの対策が必要です。
例えば、木造の場合の下地板の継ぎ目や、サッシの四隅、1階と2階の境界や増築部分との境界線などは割れやすいので、気をつけて見ておきましょう。
クラックなど気になる部分がある場合はなるべく早く専門業者に連絡されることが大切です。
大阪市城東区で再発する外壁クラックにお悩みでしたらヤマナミにご相談ください