階段隅部に施されていた既存シーリングを除去していきます。
カッターでシーリング部分の両サイドに切込みを入れ、手で引っ張りながらながら剥がします。
はがれにくい、こびりついて取れにくい部分は、カッターやドライバーでこじって取り除きます。
使われていたポリサルファイド系のシーリング材は、タイルや床部に良く使用されており、上を頻繁に歩行したり、汚れた時にブラシでこすったりする場所でも摩耗に強く耐久性を発揮するシーリング材となります。
今回のY様邸の外階段は建てられてから20年間、補修を行なっておられなかったため、いくら耐久性のある素材でも経年劣化は耐えられなかったようです。
シーリングする部分以外が汚れないように、テープ養生を行います。
特に、タイル部分の目地部分は、養生が緩いとシーリング材がはみ出てしまいますので、しっかりと凹凸に合わせてテープを貼り付けておきます。
鉄階段の隅部の隙間をシーリング材で埋めます。
今回も既存シーリング材と同じポリサルファイド系のシーリング材を使用しました。
既存シーリング材を取り払った階段の隅部に、隙間なくシーリング材を注入していきます。
今回は漏水の原因になっていた外階段の劣化したシーリングの打替えを行ないました。
屋外に取り付けられた鉄階段は、シーリングや塗装が劣化すると中に水が入り込み、錆びの原因になることがあります。
錆びが進行すると外観も損なわれますし、階段がもろくなり危険です。
さらに、今回のように、階段の片側が建物に張り付くように取り付けられている場合、階段と壁の境界部分のシーリングが傷むと、その部分から水が入ります。
すると、建物の下地のモルタルに水がしみこみ、建物の構造体そのものに影響を与えてしまう恐れがあります。
もし壁に取り付けられた外階段周辺の水漏れが気になられたら、「外だから、いくら水漏れしていても大丈夫だろう」と放っておかず、ぜひ一度調査されることをおすすめいたします。
大阪市天王寺区の外階段の補修(シーリング工事)ならヤマナミへ