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大阪市一軒家のベランダの細かなクラック補修~ウレタン塗膜で安く~

2017.04.11

大阪市一軒家のベランダの細かなクラック補修~ウレタン塗膜で安く~
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今回は、『大阪市東住吉区にある築40年が経過した木造2階建ての一戸建てのベランダ(コンクリート製)にウレタン塗膜某数位工事とクラック(ひび割れ)の補修を行った事例』です。

 

ホームページへお問い合わせ頂いた新規のお客様から「中古で購入した一軒家のベランダのひび割れ等の劣化が気になるので補修してほしい」とのご依頼でした。

 

細かなクラックを全てシーリング処理すると費用も時間も膨らんでしまう

コンクリート製で約4㎡あるベランダの調査を行ったところ、内側に防水が施されていたかもしれませんが、表面には何も施工されておらず、40年間そのままの状態でした。

そのため、ベランダのコンクリート部分には大きなクラックだけでなく、パッと見では気付かないような細かなクラックがいたるところにありました。

 

クラックに対しては、シーリング材を使用して補修することで水が入らないようにできますが、今回のように細かなクラックがたくさんあるようなベランダでは、シーリング材の費用とシーリング材が乾くまでにかかる時間が余分にかかってしまいます

 

そこで、ウレタン塗膜防水を施工することで大体のクラックが埋まる場合があることを考慮して、最初からクラックのシーリング処理を行わず、まずウレタン塗膜防水の1層目を薄めに塗布してから、目視で確認できるクラックに対してシーリング処理を行いました。

基本情報

費用
約5万円
工期
3人工・3日間

施工内容

  1. ベランダ清掃
  2. プライマー材塗布
  3. ウレタン防水1層目塗布
  4. ひび割れ部シーリング
  5. ウレタン防水2層目塗布
  6. ウレタン防水3層目塗布
  7. ウレタン防水トップコート材塗布

ベランダのクラック補修のコストを抑えたウレタン塗膜防水工事の工程

コンクリート製のベランダの細かなクラック補修も兼ねたウレタン塗膜防水工事と大きめのクラックのシーリング処理は以下の流れで行いました。

 

クラックや劣化が目立っていたベランダの清掃

ウレタン塗膜防水材等を塗布する前に、まずベランダ全体に対してゴミ等の掃除を行いました。

 

ベランダのコンクリート部分にプライマー材を塗布

ベランダのコンクリート部分にプライマー材を塗布しました。
今回はベランダの面積が狭かったこともあり、立ち上がりにも床面と同じプライマー材を塗布しています。

この後のウレタン塗膜防水材(1~3層目)の塗布も含めて、立ち上がり部分等の外側に垂れないように養生して丁寧に塗布しました。

 

ベランダのコンクリート部分にウレタン防水材(1層目)を塗布

立ち上がりも含めてベランダの全体に、ウレタン塗膜防水材を塗布しました。

 

ウレタン防水1層目を塗布し終えた後の状態です。
この状態で、ベランダのコンクリート部分の細かなクラックの大半は埋まりました。 

 

ベランダのひび割れ部分のシーリング処理

1層目のウレタン塗膜防水材の塗布では埋まらなかったクラックに対して、シーリング処理を行いました。
写真の立ち上がり以外にも、ベランダ全体のクラックに対して処理を行っています。

 

ベランダのコンクリート部分にウレタン防水材(2層目)を塗布

シーリング材を乾かした後、ウレタン塗膜防水の2層目を塗布しました。
2層目も立ち上がり部分を含めたベランダ全体に塗布しています。

 

ベランダのコンクリート部分にウレタン防水材(3層目)を塗布

2層目塗布後、3層目のウレタン塗膜防水材を塗布しました。

 

ベランダのコンクリート部分にウレタン防水トップコート材を塗布

3層目のウレタン塗膜防水材塗布後、最後にトップコート材を立ち上がり部分等、周囲から塗布していきました。

これで施工完了です。

施工後は、お客様から「きれいになった、これで安心できます。」とのお声を頂いています。

 

ベランダの劣化の状態や面積を考慮しお客様の予算に合った施工方法を選択

今回、1層目のウレタン塗膜防水材の塗布でベランダの細かなクラックも補修する施工方法を選択したのは、以下の3点を考慮したためです。

 

  • ・ベランダから雨漏りがなかった
  • ・約4㎡というベランダの面積
  • ・お客様のご予算の都合

 

ご依頼のベランダは、コンクリートがガサガサになっていて、見た目にも劣化が分かる状態で、お客様は、その見た目を心配されていましたが、ベランダの下のトイレなどへの雨漏りにいたるようなクラックがなかったことが良かったです。

また、ベランダの平米数も小さかったため、3層目まで塗布することで、細かなクラックについては十分対応できると判断しました。

 

その他にも、シーリング材にはすぐ乾くタイプのものを使用する等、工期自体もなるべく短くなるように工夫しました。

 

このように、ウレタン塗膜などでコンクリートの表面を防水することにより、コンクリートを保護する効果もありますが、もし、ベランダをそのまま放置していたとすると、いずれはコンクリートが割れて、雨漏りの原因となっていたと思われます。

 

通常、コンクリートがやせてきたら、防水処理を行う時期だと考えています。

ベランダ以外も含めて、コンクリートの表面は基本的にはツルツルに仕上げますが、そのツルツルがなくなり、ガサガサになっていたら遅いくらいです。

 

コンクリート製のベランダの施工から10年、遅くとも20年が経過したら、防水工事の専門業者にご相談されることをオススメします。

 

大阪でコンクリートのベランダのクラックの補修工事はヤマナミへ