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ビルのエレベーターピットを防水処理し漏水を止めた 狭山市 Kビル

施工前施工後

今回は、『狭山市にある、鉄筋コンクリート造5階建てのマンションのエレベーターピットの壁に止水処理と防水処理を施工した事例』です。

工務店様からのご依頼でエレベーターピット(EVピットともいう)が地下にあり、壁からひび割れがあって水が漏れていた。「どうしたら良いか?」とのご相談があり、調査を行った後、止水セメントを使用した止水処理で漏水を止めて、その上から防水処理を施工しました。

 

エレベーターピットの中は漏水していても気付きにくい

エレベーターピットの中はエレベーター業者の方が見る場合もありますが、業者さんによっては全く見ていない場合もあり、漏水していても気づかない事があります。

ピットが地下にあるため、漏水自体も雨が降って地面にしみ込んだ水や地下水がひび割れから漏れてくる等、防水層の内側から入ってくるので、分かりにくいと思います。

また、漏水していても建物自体に影響はありませんが、水が溜まったまま放置していると、エレベーターの機械が壊れる可能性があり、故障してしまうと修理の間エレベーターが使用できない等、不便な状況になる可能性もありますので、しっかり確認した方が良い部分です。

費用:

工期:約3人工・約3日間

  1. エレベーターピット内の漏水を調査
  2. エレベーターピット内の止水処理
  3. エレベーターピット内の防水処理

エレベーターピット内の止水処理と防水処理の工程

エレベーターピットの漏水を止めるために、以下の工程で止水処理と防水処理を施工しました。

 

エレベーターピット内の漏水を調査

エレベーターピット内の漏水を調査しました。
茶色の部分が水で10cmくらい溜まっている状態でした。

 

エレベーターピット内の止水処理

エレベーターピット内に溜まっている水をポンプで排出しました。
完全に排出するまでは3時間くらいかかり、排出した後も乾燥するまでは待つ必要があります。

 

 

止水処理で使用する材料です。
上から順番に、エポキシ樹脂注入材、止水セメント補修材、注入用注射器と目止め材です。

目止め材は、カチカチに固まるものを使用しました。早く固まるため、施工時間が短縮できます。

 

複合塗膜防水材には、エポミックス7000を使用しています。
エポミックス7000は、建築ではなく、土木のときに使うことが多いもので、水が防水層の内側から入ってくるため背面水圧にも耐えやすい防水材です。

 

ブラシで削り出して、ひび割れを出す作業を全て手作業で行いました。
白くなっているところは水が流れた跡です。

ひび割れ自体は建物が横から押されたりした事が原因と考えられますが、水が入ってこなければ、ひび割れそのものにはあまり問題がありません。

今回削った壁は1面と半面が2箇所で、外側と接している部分のみを補修しています。

 

注射器でエポキシ樹脂材を注入するために座金をセットしました。
座金は、壁に穴をあけずにひび割れにつけられ、250~300mm間隔でひび割れに合わせて約30個つけています。

 

ヘラでエポキシ樹脂材を撹拌し、注射器で吸ってひび割れに注入にしていきます

 

エポキシ樹脂材は、じわーとしみ込ませるように注入します。
今回のひび割れの深さはだいたい同じくらいでした。

基本は注射器に1本で1回ですが、よくしみ込むところは2回注入するときもありますが、あまりにも抜ける場合はひび割れが壁の裏側まで貫通している可能性もあります。

 

ゴムの力で一定時間をかけて注入していきます。
ゴムの本数で注入する時間を調整したり、ピンで止めることで注入する量を調整できます。

 

量に関してはこれまでの経験から、注入前に調整しておきます。 

 

注入を開始した翌日には固まります。
注射器の先がねじになっているので回せば取れます。
注射器に残っているのはそれ以上注入できなかったためで、注射器は使い切りです。

先端がカッターの刃になっているスレーパーという工具を使って剥がしていきました。

 

露筋部を止水セメント処理を行いました。
写真の中央訃音が施工したところです。

 

破損している部分も、固定ヘラを使って止水材を塗りました。
止水材は2時間あれば確実に乾きますので、次の防水処理へすぐに移る事ができます。

 

エレベーターピット内の防水処理

水性エポキシのプライマーは塗膜防水用で、壁1面と半々に塗布しました。
プライマーを塗ることで細かなひび割れも抑える事ができます。

 

プライマーと同じく、壁1面と半々に塗布しました。

 

防水材は2回塗りを行っています。

 

防水処理施工後の仕上がりです。
防水材が塗られていない上の部分は1階部分になり、漏水がないため、処理は行っていません。

 

1面全体を処理した壁です。

 

左側の壁が半分だけ施工した壁です。

 

防水処理後も定期的な確認が必要

エレベーターピット内のひび割れからの漏水が止まっているかどうかの見極めは難しいです。
止水処理後に新たなひび割れができたらそこから水が漏れてくる可能性も考えられます。

今回の工事では、特にお客様の声は頂いていませんが、クレームが発生していないので漏水は止まっていると思います。

この止水セメントは、エレベーターピット内の漏水を止める以外に、水道管が破裂したとき等にも使用します。

 

エレベーターピット内で漏水が発生しているか確認したい方、以前、止水処理や防水処理を施工してそのままにされている方などは調査する事をお勧めします。

 

大阪でエレベーターピット内の防水工事はヤマナミへ

 

2016-12-28 06:06:04 | RSS