まず、雨漏りをしていた部屋を見させていただきました。
雨漏りしていた箇所のすぐ上側の壁の中を見たところ、木も腐食しかけており金具もサビていました。
これから、実際にどの部分から雨漏りしているのかを散水検査で見ていきます。
少しわかりにくいですが、僅かに水が浸入してきています。
外壁側から漏水することが分かったので、工事をするために必要な足場を搬入していきます。
傷をつけないように養生をしている写真です。
少しづつ足場を運んでいきます。
2階部分まで足場を組みました。
水の浸入してきたところの外壁側です。
目地近くにビス打ちをしているせいで、破損していました。
まず、バック材をサイドに貼りつけていきます。
これは後ほど剥がすので、外壁に引っ付かないようにテープの上に貼っていきます。
シーリングを施す前にボンドブレーカーテープを貼りつけています。
バック材の間にみっちりとシーリング材を充填していきます。
シーリング材の充填後、押さえ仕上げを施しています。
更に接着性と隙間などをなくすために、両サイドにもシーリング材を充填していきます。
少しわかりにくいですが、台形のような仕上がりになっています。
透湿防水シートが逆貼りになっているので、念のため横目地にもシーリングを施しています。
最後にビス頭にもシーリングをして、雨水の入る余地がないように仕上げました。
すべての防水処理が終わってから、再び散水検査をしました。
水の浸入も止まり、完全に雨漏りが止まりました。
<バック材>
バック材やバックアップ材と呼ばれ、目地などにシーリングをする時は基本的に2点接着にする必要があります。
2点接着というのは、目地内の左右のこと。ちなみに3面接着というのは奥側にも接着させるものなのですが、建築物は揺れること前提で作られているため、3点接着をしてしまうとガチガチになってしまうので揺れに対応できなくなり、左右どちらかの面に接着させたシーリングが剥がれるリスクが上がります。
そのため、奥側に接着しないようにするためのシーリングと下地の絶縁材みたいなものです。
今回はシーリングを充填する幅を決めるために用いました。
<ボンドブレーカーテープ>
これは、既存シーリング材と新しく充填するシーリング材が接着しないようにするための絶縁材です。
ブリッジ工法は、外壁目地の外側に橋をかけるように2点接着にする必要があり、既存シーリング材に接着させてしまうと1点接着になるので、強度が得られなくなります。
今回は、施工業者のミスによる雨漏りであり、経年劣化などが原因ではありませんでした。
お客様自身も工事関係の方だったのですが、工事関係の方でもシッカリと工事をしてくれる業者を見極めるのは大変なことです。
特に家は一生に一度の大きな買い物ですし、リフォームも簡単に何度もできるわけではありませんので、リフォーム業者選びは慎重になさってください。本当にシッカリしてくれるところは、施工の工程を写真で出している会社も多いと思います。
また、リフォームをしてから雨漏りがしたり壁に雨漏り跡のようなシミができているなどありましたら、防水工事をシッカリしてくれる業者様にご相談ください。
弊社は、大阪で防水工事専門業者の株式会社ヤマナミとして看板をだしております。
大阪で雨漏りがしていてお困りであれば、ご相談見積は無料でしておりますので、一度お気軽にご相談ください。