施工事例
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ビルの内装工事途中に発覚した屋上の雨漏り修理 大阪市北区 Yビル

2016.02.08

ビルの内装工事途中に発覚した屋上の雨漏り修理 大阪市北区 Yビル
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内装工事の途中で雨漏り発覚

今回は大阪市北区にある築年数40年ほどの鉄骨造5階建てのYビルの雨漏り修理事例です。内装工事をしている時に雨漏り跡を発見され、最上階の天井に雨漏り跡があったので屋上を見てほしいとご連絡を頂きました。
屋上に上がって防水の状態を見させていただくと、FRP防水がされていました。
じっくりと調査を行うと所々で破損している箇所が見つかり、その破損個所から水が入って雨漏りしていることが分かりました。

FRP防水で雨漏りするなら下地も割れてる恐れがある

FRP防水の特性上、クラックといって割れることがあります。
ただし、クラックする場所に問題があり、クラックがあるからといって、必ず雨漏りするわけではありません。

FRP防水は下記のような層を形成しています。 


この写真のように、

ポリエステル樹脂
 ↓
ガラスマット+ポリエステル樹脂
 ↓
ポリエステル樹脂

トップコート 

の順に防水層を形成します。 

ここで、雨漏りしないクラックというのは、トップコートのクラックのみです。
もし、ポリエステル樹脂とガラスマットの層にクラックが入っている場合、下地のコンクリートなども割れてる事が多いので、雨漏りに直結する破損だと考えても良いでしょう。

今回は、FRP防水層と下地のコンクリートにクラックが入っていたことによる雨漏りでした。 


基本情報

費用
約40万円
工期
8人工、約4日間

施工内容

  1. 調査
  2. 既存防水層撤去
  3. 破損部のコーキング補修
  4. FRP防水層作成
  5. トップコート塗布

FRP防水層の破損場所


FRP防水層が破損したことにより、下地と防水層の間に水が入り、膨れています。


破損個所から水がまわり、サビ水が出てきています。

FRP防水層の下地作り


先ず破損していた防水層を捲ります。


少しづつ丁寧に捲っていきます。


捲っている時の写真です。


破損していたFRP防水層を捲った後です。


クラックにコーキング処理をしています。

FPR防水層の形成工程


全体にプライマーを塗りました。


ガラスマット材を下の樹脂と馴染ませながら貼っていきます。


全体にガラスマットを貼った時の写真です。


FRP防水層の3層目の樹脂を塗った後です。


FRPの防水層を保護するトップコートを塗っています。


これでFRP防水は無事完成しました。

ヤマナミから一言

今回のお客様は、内装工事を行っている時に偶然雨漏りを発見し、それからすぐに雨漏り修理を行ったので、まだ比較的軽度の雨漏りでした。
ただ、ビルで雨漏りをしていることに気が付かないでそのまま放置してしまうと、柱の役目を果たす鉄筋同士をつなぐナット部分がサビたり、構造的に大切な部分が劣化することにつながります。

これは、見えないところで起こっていることなので分かりにくい上に非常に怖いことです。
雨漏りの早期段階で気づくためには、防水工事業者を使って定期メンテナンスを行うか、ご自身の目と足で問題ある箇所が無いかを見ていくしかないと思います。

もし、ご自身で確認する場合は、クラックと浮き、サビ跡などを注意深く見ていってください。
万が一、少し大き目のクラックや防水層の浮き、サビ跡があると雨漏りしている可能性が高いので、できたら早めに雨漏り修理を専門にしている防水工事専門業者にご相談ください。

防水工事専門業者が良い理由は、見えない雨漏りも発見できる上に、必要最低限の施工で確実に雨漏りを止めてくれるからです。

大阪でビルの雨漏り修理であれば、株式会社ヤマナミは無料で相談させていただいております。
お気軽にご連絡をくださいませ。