(1)外壁が大きく割れています。これだけ大きなひび割れだと、確実に雨漏りをしてしまいます。
(2) 破損箇所が2階部分にあたるので、足場を組んで作業を行います。
(3)外壁の破損箇所の廻りの外壁モルタルを切断しています。
(4)切断した部分の外壁モルタルとラスを撤去しました。
※ラスとは、モルタルの定着を良くする為の金網の下地材です。
これは30年程前によく使われていました。
(5)再度モルタルを塗る為に、ラスカットを貼っています。
※ラスカットとは、外壁モルタル用下地材の事で、モルタルとの定着を良くする為に、
波型の加工がしてあります。最近ではラスではなくこれが主流です。
(6) 撤去した部分にラスカットを貼っています。
(7)ラスカットの隙間にシーリング処理を施して隙間を埋めていきます。
(8)シーリング処理をラスカットの全ての隙間に施しました。
(9)外壁の下地が完成したので、モルタルを塗布していきます。
(10) モルタルを撤去した箇所全てにモルタルを塗布しています。
(11) モルタルを1日乾かせてから、その上にシーラーを塗っていきます。
※シーラーとは、塗装前の下地材で主に2つの役割を担っています。
・塗装する面の塗料の吸い込みを抑えて、塗装のムラを防止します。
・塗装面との定着を良くする為の接着剤の働きをします。
(12)微弾性フィラーという少し弾力性のあるゴムのような下地材をマスチックを使って塗布しています。
これを塗布することによって、次の工程で行う塗装の塗膜層が、
建物の揺れなどによって起こるひび割れを抑えてくれます。
※マスチックとは、このローラーのことで、ローラー部分が網状になっています。
既存の外壁がボコボコとしたデザインになっていたので、同じデザインにする為に使うものです。
(13)シッカリと下地を作ってから、シリコン系塗料の中塗りをしています。
(14) 同じ箇所に、上塗りを行っています。
外壁塗装は、外壁の材料や現場の環境によって異なるのですが、
しっかりと塗膜層が出来上がるまで、重ね塗りを行います。
(1階側)塗膜層が出来るまで、しっかりと塗装を行って完成です。
(2階側)細かい部分もシッカリと塗装を行っております。
(割れていた箇所)モルタルを切断した箇所全てしっかりと塗装を行っております。
(全体)大きなひび割れが無くなって、綺麗になりました。
外壁のひび割れは、放置をしても良い事がありません。
影響が出なさそうな小さなひび割れでも、ほんの少しの隙間から雨水が浸入して、内部の材料をゆっくりと劣化させていきます。
ゆっくりと劣化していくのでなかなか気付けず、気付いた時にはこの建物のように大きなひび割れになることが多いです。
こうなる前に、小さなひび割れであっても、シッカリと作業を行ってくれる業者に見てもらう事をオススメ致します。
大阪の方であれば、大阪の防水工事専門の株式会社ヤマナミではシッカリと原因追究を行い、その場しのぎの工事にならないように、適切な提案をさせて頂きます。
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