施工事例
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住宅基礎からの雨漏り 大阪市 M様邸

2015.05.25

住宅基礎からの雨漏り 大阪市 M様邸
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雨漏りの原因

今回は住宅の要となる基礎に雨漏りがあり、ガレージまで水が溜まるというご相談を頂きました。

実際に調査をさせて頂いたところ、基礎の外側から浸水しており、基礎内部を通って1Fのガレージまで浸水した可能性が高かったです。
原因は、基礎よりも路地の方のレベル(高低差)が高く、雨水等が外側に流れ切らなかった事です。

念のために、他にも雨漏りのしている箇所が無いか調査をさせて頂いたところ、バルコニーの既存防水層も破損していた為に、バルコニーから雨漏りがする可能性がありました。 

基本情報

費用
約35万円
工期
5日間、8人工

施工内容

  1. 基礎からの雨漏りによる防水工事
  2. バルコニーの既存防水層劣化による防水工事

雨漏り箇所の調査


(1)1Fガレージの基礎に雨漏り跡が見られました。

バルコニーの防水工事


(2)3F南側のバルコニーの防水層に膨れや破れている箇所が見られました。


(3)3F南側バルコニーに敷かれているタイル材を一旦撤去します。


(4)バルコニーの既存防水層を出来るだけ剥がしていきます。


(5)剥がした後に下地調整材を塗っていきます。


(6)北側のバルコニーも同様に、既存防水層を捲り下地調整材を取っていきます。


(7)北側のバルコニーにプライマー材を塗布します。


(8)ウレタン防水材の1層目を塗布していきます。(北側)


(9)ウレタン防水材の2層目を塗布しました。(北側)


(10)手摺り笠木のモルタルへも防水を施します。


(11)北側のバルコニーはウレタン防水のトップコートを塗布して仕上がりです。


(12)南側のバルコニーも防水を仕上げた後、タイル材を復旧しました。

基礎の防水工事


(13)1Fの基礎にウレタン防水材を2回に分けて2層塗布しました。


(14)ウレタンのトップコート材を塗布して防水材を保護します。


(15)これで基礎の防水工事の完成です。


(16)建物の基礎は全て同じように仕上げました。

住宅基礎からの雨漏りがあると

実際に雨漏りをしている箇所が木材であれば、腐食したりハッキリとシミができていたりするので、
木材の部分の雨漏りは認識がしやすいかと思います。
ただし、住宅基礎からの雨漏りはなかなか気づきにくい箇所になると思います。

木造住宅の基礎である、ベタ基礎や布基礎はコンクリートの中に鉄筋が入っており、この鉄筋が水に触れることによって錆びてしまいます。
鉄筋が錆びる時には熱を帯びて膨張するのですが、その時に基礎のコンクリートが割れてしまう可能性があります。
これが原因でクラックが大きくなり、更に雨漏りが酷くなって取り返しのつかない事態になる場合もあります。
ただし、髪の毛ぐらいの細さの小さなひび割れ(クラック)はヘアークラックといって、基礎のコンクリートが収縮する時に起こるものもありますので、クラックが有るからといって、全て雨漏りに直結するわけではありません。

ヘアークラックの基準

1.普通のコピー用紙が通らない程度の隙間である事。
2.奥まで達していないクラックであること。

基本的には、この2つをクリアしていれば問題ないと思います。

ただ、上記の2点をクリアしてない場合は少し注意が必要です。
新築したばかりで、大きなクラックがある場合は、コンクリートの調合ミスやかぶり厚さが基準値以下等の施工ミスの可能性もありますので、すぐに施工された業者様にご連絡をすることをオススメ致します。

ヤマナミから一言

やはり、基礎や柱は住宅において、構造上で最も重要な部分になります。

こういった箇所に雨漏りが有る場合は、本当に早めに対応されることをオススメ致します。

大阪にお住まいの方で基礎からの雨漏りがあってお困りの場合は、雨漏り修理・防水工事の株式会社ヤマナミにご相談頂けましたら、
シッカリと調査をさせて頂き、状態に合わせたご提案をさせていただきます。
お気軽にお問合せください。 

株式会社ヤマナミ